オープン・キャップファイナンス・ルーアン・メトロポール

敗れた大坂なおみ[画像:Open Capfinances Rouen Métropole/Alexandre Breton]

女子テニスのオープン・キャップファイナンス・ルーアン・メトロポール（フランス/ ルーアン、室内クレー、WTA250）は17日にシングルス1回戦が行われ、ワイルドカード（主催者推薦）で出場した世界ランク192位の大坂なおみは同78位のM・トレヴィサン（イタリア）に4-6, 2-6のストレートで敗れ、約2年ぶりのクレーコートでの試合は黒星となり、初戦敗退となった。 【動画】トレヴィサン 大坂なおみ撃破の瞬間 26歳の大坂は昨年7月に出産し、今シーズンの開幕とともにツアーに復帰。2月のカタール・トータルエナジー・オープン（カタール/ドーハ、ハード、WTA1000）では今季初のベスト8進出を果たした。 その後、先月のBNPパリバ・オープン（アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、WTA1000）とマイアミ・オープン（アメリカ/マイアミ、ハード、WTA1000）で3回戦に進出するなど着々と調子を上げている。 今月は12日と13日に行われた国別対抗戦 ビリー・ジーン・キング・カップ by ゲインブリッジ（日本/東京、ハード）ファイナル予選「日本vsカザフスタン」に日本代表として出場し、第2試合で同50位のY・プチンセワ（カザフスタン）に勝利。日本の3勝1敗でのファイナルズ進出に貢献した。 そして大坂は代表戦終了後すぐにフランスに移動しオープン・キャップファイナンス・ルーアン・メトロポールに参戦。大坂がクレーコートの大会に出場するのは2022年5月の全仏オープン（フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム）以来約2年ぶりとなった。 1回戦の第1セット、大坂は第1ゲームでいきなりブレークを許すも、直後の第2ゲームで強烈なバックハンドのリターンを打ち込みブレークバックに成功する。その後は両者キープを続けたが、終盤の第9ゲームで大坂は再びブレークポイントを握られると最後はフォアハンドをミスしこのセット2度目のブレークを奪われ、先行される。 第2セット、大坂は第3ゲームでトレヴィサンにストローク戦で主導権を握られ先にブレークを許す。その後、大坂は第7ゲームでもブレークを奪われ、初戦敗退となった。 勝利したトレヴィサンは2回戦で、世界ランク32位で第3シードのA・カリーニナ（ウクライナ）と対戦する。カリーニナは1回戦で同106位のA・コルネ（フランス）を下しての勝ち上がり。