【NFL】予想外の2023年シーズンを経て「標的にされているのは分かっている」とテキサンズWRデル
今オフシーズンはストラウドとインディアナポリス・コルツの選手がたびたび、互いに敵対的な発言をしている。テキサンズは昨シーズン最後の試合でコルツを下し、地区優勝を決めた。2022年に地区制覇を成し遂げるも、2023年シーズン最後の6試合中5試合を落として首位から陥落したジャクソンビル・ジャガーズと対立しているのも確かだ。また、テキサンズとテネシー・タイタンズ(かつてヒューストンを本拠地としていた)との敵対関係は、これ以上説明するまでもないだろう。
テキサンズがAFC南地区とNFLで新たな地位を確立したことは、プライムタイムのスケジュールに反映されている。テキサンズは4つのプライムタイムゲームに出場する予定であり、ホリデーシーズンに単独で組まれている2試合(シーズン第16週のカンザスシティ・チーフス戦とシーズン第17週のボルティモア・レイブンズ戦)にも出場する。一方、テキサンズの地区ライバルである3チームが単独の試合に出場するのは合わせて4回だ(ジャガーズが毎年、ロンドンに遠征していることは除く)。
テキサンズが標的になるとすれば、この秋は見逃せないだろう。
4月に銃で撃たれた後、回復してオフシーズンワークアウトに参加しているデルには、チームと同等の期待が寄せられている。
デルはルーキーシーズンにキャッチ47回で709ヤード、タッチダウン7回を記録。腓骨骨折が原因でシーズン最後まで出場できなかった1年目のワイドレシーバーとしては悪くない成績を残している。
回復したデルはウィルソンに「前よりずっと良くなっている」と明かし、こう続けた。
「去年の今頃よりずっと良い感じな気がする。ケガをする前にちょっと経験を積んで、プレーブックはもう理解しているから、それにあまりストレスを感じる必要はない。毎日、ただただ取り組むだけさ。準備はできている」
現在、問われているのは、追いかける側として昨季を過ごしたデルとテキサンズが、今度は追われる側としての準備ができているかどうかだ。