「相棒」約22年ぶりの再登場へ!次回予告にseason1のキャラクター
ドラマ「相棒season22」(テレビ朝日系・毎週水曜夜9時~)の第15話「マッターホルンの殺人」が、7日に放送された。スイスのマッターホルンから「ライブ配信中の男が殺された!?」という衝撃事件を、特命係の杉下右京(水谷豊)と亀山薫(寺脇康文)が解き明かし、「すごい面白かった」「ラストは感極まった。素晴らしかった」「(ゲストの)生き方、かっこいい」という声が続々。また次回予告で、season1第3話のキャストたちが当時の役で登場することが判明し、大きな反響を呼んでいる。(以下、内容に触れています) 【動画】前科持ちの落語家、約22年ぶり再登場!「相棒season22」次回予告 右京までが「土師っち」と愛称で呼ぶほど、特命係になじんでいるサイバーセキュリティー対策本部の土師太(松嶋亮太)が、“お宝映像”を持ち込んできた。マッターホルンの山頂で生配信中の男が、何者かに襲われ、テントの中で息絶えたように見える映像だ。右京は過去ログから、彼が「善ちゃん」こと善家光明(加治将樹)で、夢を追う若者を支えたいと芸能事務所に勤めていたことを突き止めた。
善家は愛されキャラで、ジュニアアイドルの戸嶋有紗らからも慕われていたという。理系の学生だったと履歴書にあったが、右京はそれが嘘で、動画は奥多摩の倉庫を飾りこんで撮ったものだと見破った。動画の影が不自然だったから最初から気づいていたという右京に、「そんなら俺にも教えてくださいよ」とふてくされる薫。「てっきり君も気づいていたとばかり」と言う右京に、「もちろん……引っかかってはいましたけどね」と強がる薫だった。
鑑識の結果、善家の血痕や毛髪は残っていたが、遺体はなかった。アクセス数稼ぎの自作自演の可能性もあるが、1週間前に歩道橋から落ちて足を捻挫したという善家の家から、スイス行きチケットをキャンセルした形跡が。さらに、彼が将棋の奨励会を26歳で退会していたことがわかる。
将棋道場には、飛びぬけた才能を持つ小学生・垣原宗介(伊奈聖嵐)がいた。善家が動画で語り掛けていた少年だ。善家がマッターホルンにこだわった理由を「俺に勝ったら教えてあげる」と言う宗介と、右京は将棋で対決。めずらしく「参りました」と負けを認めたが、小料理屋「こでまり」で宗介が強かったという話題になると、右京は「決して僕が弱かったわけではありませんよ」とさりげなく言い訳していた。 宗介の母・七恵(真下玲奈)は、善家が宗介の塾さぼりを容認、将棋をうっていることを激しく咎めていた。父・駿作(越村友一)は弁護士で、宗介の将来の夢も弁護士になることだという。駿作は半年前、趣味の登山でマッターホルンに挑戦していたが、登頂はできていなかった。チェスも得意だという宗介に「チェスで勝ったら(真実を)教えてくれますか?」と挑んだ勝負に右京は勝利。宗介は、奨励会に入れと強く勧めていた善家をかわすため、マッターホルンに登れたら入ると約束をしていたという。