小池知事「オウムまったく許せない思い」死刑執行受け言及
東京都の小池百合子知事は6日の定例会見で、一連のオウム真理教事件で元代表の松本智津夫(麻原彰晃)死刑囚ら7人の死刑が執行されたことについて、1995年5月に教団が都庁に送りつけた小包に仕込まれた小型爆弾で当時の知事秘書室の職員が重傷を負った事件に触れ、「そのことを思っても、まったく許せない思いでいっぱいだ」と語った。 1995年3月20日の地下鉄サリン事件当日、衆院議員だった小池知事は永田町の議員会館にいたという。「サイレンがわんわんと鳴っていた。あの時の異常な瞬間は今でも覚えている」と振り返り、「二度とこのようなテロが起こらないよう、セキュリティ対策をしっかり行っていきたい」と述べた。 (取材・文:具志堅浩二)