大阪府は「お米クーポン」の期限を1ヶ月延長へ。物価高の日本「40歳代~50歳代」食費の平均はいくら?
総務省の家計調査を見ると、世帯主が40~50歳代の二人以上世帯では、30歳代に比べて食費の負担が大きい傾向にあります。 ◆【円グラフ】7割以上が米不足・値上がりに「困っている」と回答 お子さまがいる家庭では、お子さまが大きくなるにつれて食費の負担も増えているのではないでしょうか。 さらに、昨今の物価高や米価格の上昇も相まって、食費の負担がさらに大きくなっていることと思います。 今回は、40~50歳代の消費支出と、そのうち食費が占める割合を見ていきます。 また、米不足・値上がりに「困っている」世帯の割合や、大阪府が支給している「お米クーポン」の概要も確認しましょう。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
【40~50歳代】消費支出のうち「食費」はいくら?
総務省「家計調査 / 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表」から、40~50歳代・二人以上世帯の平均的な消費支出を見ていきます。 消費支出のうち「食費」にかかっている金額と、食費の内訳を以下の表にまとめました。 ●40~44歳の食費 ・消費支出:30万3234円 ・うち食料:8万6361円 ●45~49歳の食費 ・消費支出:34万2084円 ・うち食料:8万8924円 ●50~54歳の食費 ・消費支出:35万8142円 ・うち食料:8万8699円 ●55~59歳の食費 ・消費支出:33万7276円 ・うち食料:8万5738円 消費支出のうち、食料が占める割合は25%前後となっています。 食料の内訳を見ると、「調理食品」や「外食」にかかる費用が多い傾向にあり、主食の米などが含まれる「穀類」については、月7000円前後の出費となっています。 現在、米の価格が上昇傾向にあり、家計の負担がさらに増えています。
7割以上が米不足・値上がりに「困っている」
猛暑や台風などの影響によって米が不作となっており、現在は米が入手しづらく、価格が上昇しています。 チラシ・買い物情報サービス「トクバイ」を運営する株式会社ロコガイドがトクバイユーザーを対象に行った調査によると、回答者の7割以上が米不足・値上がりに「困っている」と回答したそうです(2024年8月28日公表)。 「困っている」と回答した方に、どのように対応しているかを聞いたところ、「価格が高くても購入している」「食卓への米の登場回数を減らしている」という方も多く、中には「米の購入を控えている」という方もいるようです。 そのような状況もあり、大阪府は「お米クーポン」の使用期限を延長しています。