センバツ高校野球 常総学院 選手紹介 平隼磨投手 /茨城
◇フォーム改造で進化 平隼磨投手(2年) 1年夏にベンチ入りしたものの伸び悩んでいた左腕に転機が訪れたのは2023年7月初旬の練習後だった。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち グラウンドで呼び止めたのは、横浜などで通算39勝38敗9セーブの島田直也監督(53)。サイドハンドへの転向を提案され、「プロで結果を出した監督の意見。挑戦してみよう」と従った。 フォーム改造により変化球に角度がつき、打者から球の出所が見えづらくもなって昨秋再びベンチ入り。関東大会準決勝・作新学院(栃木)戦で本塁打を浴びたが、指揮官は「打たれたのは内角に投げ切った攻めのボール。打者がうまかっただけ」と気に留めない。 冬の間、逆立ちやブリッジなどで柔軟性を高め、体幹と足腰も強化した。「どんな場面でも自分の投球をして役割を果たす」と登板の時をうかがう。=つづく ……………………………………………………………………………………………………… ◇平隼磨(たいら・しゅんと)投手 栃木・那須塩原市立黒磯中出身▽172センチ、70キロ▽左投げ左打ち