振り返るとコーチがいた…「スムージー激走事件」に記者も爆笑 誰からも愛されるフィギュアスケートの世界女王、坂本花織の素顔
「もう寝返りができるんですよ。赤ちゃんって本当に成長が早い。見ているだけで癒やし」と表情をほころばせて語る。8月上旬までアイスショーに出演していたため、初戦は「SPもフリーも夏休みの宿題みたいな、ぎりぎり間に合うか間に合わないかみたいな感じで大会直前まで追い込んできた」と仕上がりはまだまだ。「今、自分に何が足りないかを把握できた」と前向きなだけに、思い入れのある演目をどう仕上げていくかに注目していきたい。 ▽オフにはお酒たしなむ大人に 坂本を初めて取材したのは、エストニアで開かれた2015年の世界ジュニア選手権。演技前のリンクで鼻血を出していた姿が記憶に残る。幼い頃から鼻が乾燥しやすく、よく鼻血を出していたという。そんな少女も、もう23歳。シーズンオフにはお酒もたしなむようになったそうだ。「1杯目はビール。その後、コーラを挟んで、梅酒」が定番とのこと。しらふでも十分楽しい坂本。酒席の場ではさぞかし笑いが絶えないのであろう。
素顔の一端を知るだけでも、ますます応援したくなるスケーター。競技者としてのすごみや魅力、たゆまぬ努力だけでなく、人間「坂本花織」を伝えることも、記者の務めだと感じている。