「ひと、能登、アート。」東博など在京の美術館・博物館が文化財で被災地を支援 今秋から
東京国立博物館は6日、地震や豪雨に見舞われた石川・能登の被災地の人々を励まそうと、在京のサントリー美術館など約20機関と連携し、各館や個人が所蔵する文化財約100点を今秋から金沢市内の3施設で展示するなどの支援事業「ひと、能登、アート。」を行うと発表した。 同館蔵「見返り美人図」(菱川師宣筆)が石川県立美術館(11月15日~12月21日)で展示されるほか、金沢21世紀美術館(12月13日~来年3月1日)と国立工芸館(12月9日~来年3月1日)でも在京の各館が選定した文化財が展示される。 また、能登出身で桃山時代に活躍した絵師、長谷川等伯の国宝「松林図屛風」の高精細複製品を用いた教育普及事業も、被災地などで行う計画という。