「野崎さんはあいつはあかんなと言っていた」 “紀州のドン・ファン”裁判で元従業員の男性が証言 一方の弁護側は「ドン・ファンが元妻からの離婚話で落ち込んでいた」というSNS上のやりとり読み上げ
「紀州のドン・ファン」と呼ばれた資産家の野崎幸助さん(当時77歳)が殺害された事件の裁判で、野崎さんの会社の元従業員が出廷し、「野崎さんが元妻のことを『あかんな』と言っていた」と証言しました。 元妻の須藤早貴被告(28)は2018年5月、夫だった野崎さんに和歌山県田辺市の自宅で致死量の覚醒剤を摂取させ、殺害した罪に問われていて、裁判では無罪を主張しています。 これまでの裁判で、検察側は須藤被告が野崎さんから離婚を迫られていたことが動機の1つと指摘しています。 24日の裁判では、野崎さんの会社の元従業員の男性が出廷し、検察側の質問に「被告は野崎さんが話しかけても無視していた感じでした」「野崎さんはあいつはあかんなーと言っていました」と証言しました。 一方、弁護側は、事件の2週間ほど前に「野崎さんが落ち込んでた」「被告から家政婦に電話があって、離婚して下さいと言われたらしい」という元従業員同士のSNS上のやりとりを読み上げ、元従業員は、別の元従業員からのメッセージだと証言しました。 判決は12月12日に言い渡される予定です。
ABCテレビ