「ハリー・ポッター」ドラマ、ダンブルドア候補にマーク・ライランス
アカデミー賞受賞の英俳優マーク・ライランスが、新たに制作されるHBOの「ハリー・ポッター」ドラマシリーズでダンブルドア役の最有力候補となっていることが、米バラエティの取材で明らかになった。 映画版では、リチャード・ハリスが70歳でダンブルドア役を引き受け、2作品に出演後に他界。その後はマイケル・ガンボンがシリーズ最後まで演じた。新シリーズでは、舞台からスクリーンまで幅広い活躍を見せるライランスに白羽の矢が立った。制作を手がけるワーナー・ブラザース・テレビジョンはまだ正式な交渉には入っていないものの、ライランス側に関心と予定を確認している段階だという。 ライランスは王立演劇学校出身で、1995年から10年間シェイクスピア・グローブ座の芸術監督を務めた実力派。2016年にはスティーブン・スピルバーグ監督の「ブリッジ・オブ・スパイ」でアカデミー賞助演男優賞を受賞。「ダンケルク」「レディ・プレイヤー1」「シカゴ7裁判」など話題作に次々と出演している。 一方、ハリー、ロン、ハーミオニーの若手キャストについては、人種や性自認などに関係なく幅広い層から募集するオーディションを実施中だ。「メディア王 華麗なる一族」のフランチェスカ・ガーディナーがショーランナーを務め、同作や「ゲーム・オブ・スローンズ」で知られるマーク・マイロードが複数エピソードを演出する。 「原作全7巻をそれぞれ1シーズンずつ、より深く掘り下げていく」と、ワーナー・ブラザース・テレビジョンのチャニング・ダンジー社長は語る。新シリーズは2026年の放送開始を予定している。