「がんばっていきまっしょい」アニメ映画化、声のキャストに雨宮天ら
敷村良子の同名小説を劇場アニメーション化した「がんばっていきまっしょい」が、10月25日に全国で公開されることが明らかになった。 【動画】「がんばっていきまっしょい」特報(他7件) 愛媛県松山市を舞台とする本作は、ボート部に青春を懸ける女子高生たちの成長や葛藤を描いた青春物語。打ち込めるものがなく、冷めた毎日を送る高校2年生・村上悦子は、ある日「ボート部に入りたい!」という転校生・高橋梨衣奈の熱意に触れ、廃部になったボート部を復活させる。 主人公の“悦ネエ”こと悦子役に雨宮天、悦子の幼なじみの“ヒメ”こと佐伯姫役に伊藤美来、自分の気持ちにまっすぐな“リー”こと梨衣奈役に高橋李依、自由奔放で負けず嫌いなお嬢様の“ダッコ”こと兵頭妙子役に鬼頭明里、クールで闘争心旺盛なお嬢様の“イモッチ”こと井本真優美役に長谷川育美が選ばれた。監督は「あした世界が終わるとしても」の櫻木優平が務め、脚本は櫻木と「五等分の花嫁」の大知慶一郎が執筆。キャラクターデザインは「ラブライブ!」シリーズで知られる西田亜沙子が手がけ、アニメーション制作は萌とレイルズが担当した。 YouTubeでは特報が公開中。雨宮らのコメントは以下に掲載した。なお原作は1998年に田中麗奈主演で実写映画化、2005年に鈴木杏・錦戸亮主演でドラマ化されている。 ■ 雨宮天 コメント とても綺麗な画で描かれる、ボート部のキラキラした青春と、泥臭い等身大の高校生の人間ドラマが魅力的な作品です。悦子を演じる際には、自分でも理由ははっきりしないけどなんだかイライラしたり、意味もなく意固地になったり…というあの年の頃の自分を思い出しながら自然体なお芝居を目指しました。 自分のことのような没入感で楽しんでいただける作品だと思いますので、公開を楽しみにしていてください! ■ 伊藤美来 コメント 私の演じるヒメはコックスを担当していて、ボート部の中でも重要な役割をしています。 可愛らしいですが、実はしっかり者で周りを良くみているコックスにぴったりな優しい子でもあります。 原作小説から、実写映画やドラマなど、これまで沢山の表現をしてきたこの作品。 今回のアニメ映画でヒメを演じられる事、光栄に思います! アニメならではの「がんばっていきまっしょい」になっているので、ぜひ公開をお楽しみに! ■ 高橋李依 コメント 高橋梨衣奈役、高橋李依です! まさかの同姓、さらにまさかの同郷・埼玉県からやってきたリーちゃん……! オーディションの時から、縁を感じずにはいられませんでした! 小説から始まり、映画、ドラマと愛されてきた「がんばっていきまっしょい」。 履修済みの方もそうでない方も、新鮮な気持ちで楽しんでいただける、とてもとても美麗な新作アニメーションとなっております! 劇場アニメのボート部も、がんばっていきまーっしょい! ■ 鬼頭明里 コメント 少女たちの青春を詰め込んだこの作品に参加できることになると聞いたときは、本当に嬉しかったです! 自分はスポーツに取り組んだことのない人生だったのですが、この作品を通して、ボートの難しさ、スポーツの熱さ、チームワークの大切さを感じられたので、是非視聴者の方々にもそれを劇場で肌で感じていただいて、一緒に熱くなって頂けたら嬉しいです! ■ 長谷川育美 コメント 井本真優美の声を担当させて頂きました、長谷川育美です。 真優美はお嬢様だけど結構好戦的な面もある面白いキャラクターです! 出演させていただくにあたってボート部の映像を見たりして、今まで知らなかった世界に触れることが出来ました。彼女達のボートへの情熱や、この年代だからこその心の動きをぜひ楽しんでほしいです。 どんな映像に仕上がっているのか、私も劇場で見るのが楽しみです! ■ 敷村良子 コメント 夢が理想の形で現実になりました。私の高校時代の思い出がアニメの翼をつけて広い世界に飛び立っていき、わくわくしています。アニメならではの鳥の視点で、ボート競技の迫力や、ふるさと愛媛・松山の美しさが再現されています。何度も原作の舞台に足を運び、いちばんいいかたちでビジュアル化してくださった制作スタッフの皆様に心から感謝しています。お疲れさまでした。またご協力くださったボート競技者の皆様、松山市の皆様、ありがとうございました。スポ根ではないスポーツを描いた新しい青春アニメ映画の誕生、そのタネに私の小説が選ばれてうれしいです。ひたむきに部活に打ちこむ若者の姿は、時代が変わっても、見る人の胸を熱くします。この作品とともに私もエールを送ります。がんばっていきまっしょい! ■ 櫻木優平 コメント とても真っ直ぐな映画です。 原作小説の持つ瑞々しい人物の描写や、舞台である愛媛県松山市の景色の魅力をより多くの方々に伝えられるよう、現代のアニメとしてただひたすら丁寧に描きました。 「がんばっていきまっしょい」というタイトルに恥じぬよう、今の櫻木に出せる最大限のがんばりをこの作品にぶつけたつもりです。真っ直ぐさゆえに、あまり言葉で伝えるような作品ではないので、ぜひ劇場に足を運んで感じてみてください。 悦子たちの未熟ながらもひたむきな姿が皆様の心を動かすと信じています。 (c)がんばっていきまっしょい製作委員会