【ハイライト動画あり】東芝ブレイブルーパス東京、タフな試合を制し横浜キヤノンイーグルスに逆転勝利
それでもブレイブルーパスは、相手反則からPGではなくラインアウトを選択しトライを狙いにいく。30分、ラインアウトを起点に攻め込んで、最後はSH杉山優平のパスに、CTB眞野が走り込んでトライを挙げ、再び28-21とリードした。
試合はブレイブルーパスがリードしたままノーサイドを迎え、昨季王者が逆転勝利を収めた。POM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)には勝利した東芝のCTB眞野が選出された。
急遽、先発した眞野は2度目POMを受賞し「(トライは)杉山が良いパスを投げてくれた。勝つことが大事なので、身体も心もタフな試合だったが勝ち切れてよかった」と笑顔を見せた。
一方、トップリーグから通算100試合目の出場となったイーグルスのFB小倉は、「100キャップをいろいろなところで取り上げてくれたし、開幕戦ということもあり緊張感はあった。後半、耐えないといけない時間に一発で取られてしまい、勝って終われず悔しかった」と振り返った。
惜しくも勝利できなかったイーグルスの沢木敬介監督は、「スコアの差は、局面の我慢比べの中で、うちが負けていた分、点差につながっていた。こういう試合を勝ちきれるようにチームで成長していかないといけない。1試合終わったばかりなので、伸びシロに期待している」と次戦を見据えた。
CTB梶村キャプテンも、「前半は極力、敵陣でプレーしようと話していて、反則も少なかった。後半は逆になって、自分たちが反則し、自陣に釘付けになってしまった。無駄な反則をしてしまうと、自陣でプレーしてしまうので修正しないといけない」と悔しそうな表情を見せた。
開幕戦を勝利で飾ったブレイブルーパスのトッド・ブラックアダーHCは、「勝利できて、これ以上ないくらい選手が誇らしい。もちろん、開幕戦でプレッシャーを感じたし、イーグルスさんというフィジカルな相手にプレッシャーをすごく受けて、タフな試合になった。0-16の厳しい中、選手たちが我慢してよくやってくれた」と選手を称えた。