【ハイライト動画あり】東芝ブレイブルーパス東京、タフな試合を制し横浜キヤノンイーグルスに逆転勝利
試合の主導権を握ったのはファンの声援を受けて、出足の良いディフェンスでプレッシャーをかけたホストのイーグルスだった。「反則も少なかったし、キックを使って敵陣で戦うことを意識した」(キャプテンCTB梶村)。
前半4分、ブレイブルーパスのFLフリゼルが危険なタックルでイエローカードとなり、10分間のシンビン。数的有利となったイーグルスは前半6分、SO田村のPG(ペナルティゴール)で先制に成功する。
14分、ハーフウェイライン付近のラインアウトを起点に、SHデクラークが裏へとキック。左タッチライン際でWTBがキャッチして、FL嶋田直人、SHデクラークとつないで、そのまま中央にトライを挙げて10-0。
その後も試合はイールグスペースで続き、26分、30分にSO田村がPGを決めて16-0とリードを広げた。
ようやく猛勇狼士が反撃したのは、30分を過ぎてからだった。自陣からキックを蹴っても、あまりアタックが機能していなかったこともあり、自陣からSOモウンガを中心にボールを継続する。
すると39分、LOジェイコブ・ピアス、FLリーチ、FB松永とパスをつないで中央にトライ。SOモウンガがゴールを決めて、7-16で前半を折り返した。
ハーフタイム、ブレイブルーパスのロッカーではNO8リーチ、SOモウンガが「シンプルに強くキャリーすることにフォーカスしよう」と声を出していたという。
その東芝が後半、一気に巻き返しを図る。後半5分、ラインアウトからボールを継続しFLフリゼルが抜けだし、そのまま中央にトライを挙げて、14-16と2点差に迫る。15分には、CTBタマニバルが相手の守備の裏にキック。そのボールをSOモウンガがドリブルし、自らキャッチしトライを挙げて、21-16と逆転に成功した。
しかし、ホストのイーグルスも意地を見せた。キックカウンターからボールを継続してリズムを作ると、23分、ラインアウトを起点に、ボールをつないで最後はWTBタカヤワが左隅にグラウンディングし、21-21と同点に追いついた。