34歳遠藤が通算500勝、節目の勝利も大喜びせず「勝てて良かった」…九州場所
大相撲九州場所(12日・福岡国際センター)――3大関に明暗。琴桜は王鵬に押し出されて初黒星を喫した。大の里は正代を難なく押し出し、豊昇龍も立ち合いから平戸海を一気に押し出す相撲でともに3連勝。霧島は阿炎の押しにあっけなく土俵を割り、3連敗。大栄翔は熱海富士に押し出され黒星が先行した。 【写真】これは貴重…「大の里」として初土俵を踏んだ元アマ横綱・中村
34歳の遠藤が狼雅に勝って通算500勝を挙げた。立ち合いから素早い動きで右の下手を取ると、一気に前に出て寄り倒した。節目となる勝利だが「勝てて良かった」と謙虚に語り、大喜びすることはなかった。幕内復帰を果たした名古屋場所は2桁に乗せたが、先場所は8勝7敗と苦しんだ。3日目を終え、白星を先行させる中、「一日一番です」と気を引き締めていた。