佐々木麟太郎、米デビュー3戦目は足元への死球で代走送られる 大事を取っての処置か 1打数無安打
◆MLBドラフトリーグ フレデリック・キーズ―トレントン・サンダー(13日・米メリーランド州フレデリック=ナイメオフィールド) 【写真】佐々木麟太郎、米デビュー戦で初本塁打 花巻東から米スタンフォード大に進学する佐々木麟太郎内野手(19)が13日(日本時間14日)、トレントン・サンダーの一員としてMLBドラフトリーグのフレデリック・キーズ戦に「6番・DH」で先発出場。3回に足元への死球を受け、大事を取って代走が送られた。 4点リードの3回先頭。2ボール2ストライクからの6球目、相手右腕の78・1マイルスライダー(約125・7キロ)が足元を直撃した。麟太郎は何事もなく防具を取って一塁に向かったが、直後に代走が送られて交代した。三塁ベンチには自分の足で走って戻っており、特に問題はなさそうだが、日本の高校野球史上最多の通算140本塁打を放った金の卵はこの日は1打数無安打で下がった。1点リードの初回2死一、二塁の第1打席は左腕に対して飛距離361フィート(約110メートル)の中飛だった。 麟太郎は米デビュー戦となった11日(同12日)の同戦で3回の右越え決勝2ランを含む2安打3打点。MLB公式サイトも「日本のプロスペクト」と題した記事で麟太郎の活躍を紹介し、サンダーのスミス監督も「魔法のようだった」と称賛していた。12日(同13日)の同戦でも初回無死満塁からセンター右へあわや満塁本塁打というフェンス直撃の特大先制2点打をマークした。3連戦で計10打数3安打の打率3割、1本塁打、5打点だった。 21年に創設された「MLBドラフトリーグ」は今季は6チームが参加し、6月から9月にかけて80試合を戦う。前期は7月のドラフト前の高校生や大学生などアマチュア選手が出場。30球団のスカウトも足を運ぶことから、“メジャーへの登竜門”とも言える存在となっている。
報知新聞社