紅白決定!「新浜レオン」の意外な一面 野球部出身ならではの“秘技”とは
食事の時間も寝る間もないぐらいというから、これぞうれしい悲鳴か。楽屋でメンチカツを頬張りながら、持ちネタの“レオン語”で「しびレオンッ!」と声を上げるのは、歌手の新浜レオン(28)。大みそかのNHK紅白歌合戦に出場が決まったことで、連日、音楽番組やバラエティー番組などからも引っ張りだこに。デビュー6年目にして、目下、超多忙な毎日を送る演歌歌謡界の若きホープだ。 【写真12枚】メンチカツをパクッ! 「新浜レオン」まるで少年のような“もぐもぐショット” ***
「お客さんの数が変わりましたし、街を歩いていても“紅白の人だ”と声をかけられるようになりましたね。取材などさまざまな仕事も一気にバーッと増えて、今までとは比べ物にならないぐらいです」 とはレオンご本人。この日の朝も早朝から都内でラジオの収録があったため、前夜は一睡もせずにスタジオ入りし、昼過ぎからは千葉・八千代市のイベント会場へハシゴ。ステージの開演直前になって、ようやく揚げ物弁当で腹ごしらえである。
食事は“利き手の反対”で
小学校から野球一筋で、高校ではキャッチャーでキャプテン、千葉県ベスト4まで上り詰めたというレオン。 「高校時代はいつでも試合や練習に対応できるよう、食事は必ず10分で食べなければいけないという部の“10分メシ”ルールがあったんです。しかも箸は、右脳左脳バランスよく使うために、利き手の反対で。その頃は、なんだよって思いでしたけど、今になって生きました。食事は10分あれば十分です」 弁当をペロリと平らげると、休む間もなく約400人のファンが待つショッピングセンター屋上のステージへ。紅白出場の決め手となった所ジョージ作詞・作曲、木梨憲武プロデュースのヒット曲「全てあげよう」では、膝でスライディングをする決めポーズ“膝スラ”を披露、会場を大いに盛り上げた。 「幅広い世代に歌謡曲の素晴らしさを伝えていきたい」という思いの通り、あと1カ月に迫った晴れ舞台でもお茶の間を魅了していただきたいものだ。 ちなみに、冒頭のレオン語の意味は、「おいしい」だそう。がんばレオン! という期待は大きい。
撮影・福田正紀 「週刊新潮」2024年12月5日号 掲載
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