阪神・森下「もう1球当てられてもいいくらい踏み込んで」メンタルの強さを感じさせた自己最長の4試合連続本塁打
「阪神7-3広島」(13日、甲子園球場) 阪神・森下が自己最長を更新する4試合連続の16号ソロを放った。強靱(きょうじん)なメンタルを感じさせるアーチでもあった。 【写真】左肩付近にボール直撃 悶絶倒れ込む森下 ゆがむ顔が激痛を物語っている 本塁打を放つ前打席、六回無死で中崎の直球が左肩付近に直撃。頭部に直撃しかねない危ないボールで死球を受けた。左肩を押さえて、その場に倒れ込んでもん絶。一塁上でも表情をゆがめたが、プレーは続行した。 迎えた七回2死。カウント1-1から、大道の真ん中低めへの148キロ直球に対して踏み込んだ。死球の影響を感じさせない、いつものフルスイングで左中間へ123メートルの放物線を描いた。 「怖くないかって言ったらそんなことはないけど、踏み込んでいかないと打てないので。もう1球当てられてもいいくらい踏み込んで、という気持ちだった」 自己最多の月間4発で、8試合連続安打&打点。69打点はリーグ3位。技術はもちろん、ハートの強さも絶好調の一因だ。 修正力の高さも見せた。この試合は1打席目から3打席連続で凡退。「今日は大瀬良投手のスライダー、カットボールに全然合っていなかったので。ピッチャーは代わったけど、若干(タイミングの取り方を)工夫したのが、いい結果になったかなと思います」。以前からステップ後に左足が地面に着く時間の長さを変えるなど、試合の中で微調整を加えており、対応力も光っている。