『呪術廻戦』のボードゲームはこれまでと何が違う? 発売前に先行プレイしてみた!
ボードゲームカフェの流行や、アナログゲームの販売イベントが開催されて大盛況になるなど、現在ボードゲームシーンは人気急騰中。その潮流に乗るかのように、集英社ゲームズではこれまでに『ONE PIECE』『BLEACH』『ハイキュー!』などの人気マンガ作品を題材にした、ジャンプコミックスと並べられるサイズのボードゲームをリリースしてきた。 【写真】ボードゲームの使用アイテムは原作イラストをふんだんに使用 そんな中、5月23日(木)には『呪術廻戦』のボードゲーム『呪術廻戦 呪霊逃走 -渋谷事変-』がリリースされる。これまでのボードゲームとは一味違う作品になっているということで、先行プレイを行い、その面白さを探ってみた。 *** ■五条役はすべての呪霊を祓え! 呪霊は五条から逃げ延びろ! 本作のプレイ人数は3~4人。1人は「鬼役」である五条悟となり呪霊を追いかけ、残りの2~3プレイヤーは呪霊となって最強の呪術師である五条から一定期間逃げるのがゲームの目的だ。 全7ラウンドがあり、それぞれのプレイヤーは各ラウンドでアクションカードを1枚選択し、移動や様々なアクションを行っていく。そして7ラウンド終了までの間、五条悟が2体以上の呪霊を祓うことができれば五条の勝ち、対する呪霊は五条悟から逃げきることができれば呪霊チームの勝ち。これが基本的なルールである。 原作の「渋谷事変」が舞台だけあって、ステージは地上と地下の9つのエリアに分かれた「渋谷」の街。五条はここで、人間を救出しながら呪霊を祓うために、「いどう」「かいだん」といった基本アクションや、『術式順転「蒼(あお)」』、『術式反転「赫(あか)」』『虚式「茈(むらさき)」』といった能力を駆使していく。 対する呪霊チームは真人(まひと)、漏瑚(じょうご)、花御(はなみ)の3体がおり、2~3人の呪霊チームのプレイヤーはどれか一体を選びプレイする。呪霊3体も簡単に紹介しよう。 真人は、本作の呪霊の中では最も重要なキャラクター。呪霊は能力使用のために「呪力」が必要だが、真人が「人間落下」というアクションを用いると、人間を任意の場所に配置する(落下させる)ことができ、盤面に人間がいなくなった際に五条悟が発動できる勝利条件「無量空処」を阻止することが可能なのだ。 漏瑚はアグレッシブな呪霊。移動系のアクションを積極的に使用して、場を掻き乱していく立ち回りが特徴である。 花御は、ディフェンシブな行動が得意な呪霊。呪霊チームをサポートする立ち回りができる。