写真：敵地で3発快勝のアーセナルが得失点差で再び首位に

日本時間4月6日から8日にかけて、プレミアリーグ第32節の10試合が行われた。 マンチェスター・ユナイテッド vs リヴァプールのライバル対決は立ち上がりから激しい攻防が繰り広げられる中、23分に右からのCKのボールをダルウィン・ヌニェスが逆サイドに流し、ルイス・ディアスがボレーでたたき込んでリヴァプールが先制する。その後はリヴァプールが主導権を握って前半を終え、後半の立ち上がりもアウェーチームのペースだったが、50分に相手DFのパスミスを拾ったブルーノ・フェルナンデスがロングシュートをねじ込み、マンチェスター・ユナイテッドが同点に追いつく。その後は目まぐるしく攻守が入れ替わる展開に。迎えた67分、左サイドからのパスを受けたコビー・メイヌーが反転しながら見事なコントロールショットを沈めてマンチェスター・ユナイテッドが逆転に成功する。対するリヴァプールも84分、モハメド・サラーが冷静にPKを決めて同点とする。その後も激しい攻防は続いたがスコアは動かず、2－2の引き分けに終わった。 【遠藤航 試合後インタビュー】プレミアリーグ第32節 マンチェスター・U vs リヴァプール 独占インタビュー アーセナルはアウェーでブライトンと対戦。立ち上がりから両チームが決定機を作る中、ガブリエウ・ジェズスが倒されて得たPKをブカヨ・サカが33分に決めてアーセナルが先制する。後半に入るとさらに攻勢を強め、62分にはジョルジーニョのクロスをカイ・ハヴァーツが押し込み追加点。86分には途中出場のレアンドロ・トロサールがカウンターから古巣への“恩返し弾”を沈めた。冨安健洋はベンチスタートとなり、72分から途中出場した。 マンチェスター・シティはクリスタルパレスとのアウェーゲームに挑んだ。開始わずか4分、カウンターからジャン＝フィリップ・マテタがシュートを決めてクリスタルパレスが先制したものの、マンチェスター・シティはすぐに反撃。13分にケヴィン・デ・ブライネがカットインから右足を振り抜き同点に追いつく。後半開始早々にリコ・ルイスのゴールで逆転に成功すると、66分にアーリン・ハーランド、70分にはデ・ブライネが追加点を奪う。クリスタルパレスも86分にカウンターから1点を返す粘りを見せたが、マンチェスター・シティが逃げ切りに成功した。 これらの試合の結果、アーセナルとリヴァプールが勝ち点「71」で並び、得失点差でアーセナルが首位に。マンチェスター・シティは1ポイント差の「70」で3位につけている。 橋岡大樹が2試合連続で先発メンバーに名を連ね、右ウイングバックの位置に入ったルートン・タウンはホームにボーンマスを迎えての一戦。前半をスコアレスで折り返すと、後半立ち上がりの52分に先制点を奪われてしまう。それでも73分、ジョーダン・クラークがルーズボールを蹴り込んで同点に追いつくと、90分にはカールトン・モリスが左からのクロスを流し込み勝ち越しに成功。橋岡は62分に交代したため得点には絡めなかったが、チームは逆転でリーグ戦11試合ぶりの白星を手にした。 アストンヴィラ vs ブレントフォードは点の取り合いになり、結果的に3－3の痛み分けに終わった。シェフィールド・ユナイテッドとのアウェーゲームに挑んだチェルシーは、11分にCKからチアゴ・シウヴァが先制ゴールを決めたが、その後は一進一退の攻防に。2－1で迎えた後半アディショナルタイムに波状攻撃からオリヴァー・マクバーニーに同点ゴールを決められ、2－2の引き分けに終わった。ノッティガンム・フォレストをホームに迎えたトッテナムは、15分にOGで先制し、一度は追いつかれたものの後半に2点を奪い3－1で勝利を収めている。 エヴァートンはバーンリーに、ニューカッスルはフラムに、それぞれ1－0で勝利。ウェストハムはウルブスに先制を許したものの、後半に2点を奪い返して逆転勝利を収めている。

◉プレミアリーグ 第32節 結果

クリスタルパレス 2－4 マンチェスター・シティ アストンヴィラ 3－3 ブレントフォード エヴァートン 1－0 バーンリー フラム 0－1 ニューカッスル ルートン・タウン 2－1 ボーンマス ウルブス 1－2 ウェストハム ブライトン 0－3 アーセナル マンチェスター・ユナイテッド 2－2 リヴァプール シェフィールド・ユナイテッド 2－2 チェルシー トッテナム 3－1 ノッティガンム・フォレスト