北海道・函館の老舗が手掛ける百円寿司『港函館回転寿司すしえもん』が大人気のワケ【実食レポ】
●平成25年よりリニューアルオープンした北海道・函館市にある100円回転寿司『港函館回転寿司すしえもん』。魚にうるさい道民も納得の味なのか、正直にレビューします。
北海道・函館市内には回転寿司店が20店舗以上もあり、市民の寿司好きが伺えます。函館生まれの回転寿司ブランドに加え、近年は、『スシロー』などの低価格帯のチェーン店も人気があるようです。 【画像】「あら汁」190円(税抜)も具沢山でほっとする味!
中でも、地元企業の「やすけフーズ」は100円寿司の元祖と言える業態で、明治26年創業より、低価格の寿司をウリに市民の胃袋を支えてきました。原材料の高騰などで紆余曲折ありながらも、平成25年に『港函館回転寿司すしえもん』をオープン。派生ブランドの『函まるすし』を5店舗展開しています。 市内ではすっかり定着しているとはいえ、令和の物価高で1皿100円のお寿司。本当に美味しいのか……? 純粋な疑問を胸に食べに行ってみました。
函館っ子が好きなサーモンやイカも100円ですし、1皿150円(税抜)、190円(税抜)も出せば、えんがわ、ホタテ、甘エビ、中トロ、穴子など主要なネタはほぼ網羅できるラインナップです。
シャリとネタの厚みのバランスもOK。100円寿司にありがちな、ペラペラ、乾いているということもなく管理もばっちり。このご時世に1皿100円はすごい企業努力ですよね。
「やりいか」(姿)もちゃんとおいしい! こちらは1皿100円(税抜)で胃袋に収めました。
あい盛りも、低価格の回転寿司店ならではですね。1人で来た時に一貫だけ食べたいネタがある時はありがたいです。
1杯190円の「あら汁」は、味噌汁用の小さなお椀でくるのかと思いきや、小ぶりの“どんぶり”にたっぷり入って着丼。正直これだけでお腹いっぱいになってしまいそうなくらい! 身のついた“あら”もたっぷり入っていますし、ニンジンや大根など根菜類も甘みがあってほっこりしました。
調査結果
『港函館回転寿司すしえもん』は、カジュアルに寿司をお腹いっぱい食べたい時や、子ども連れの旅行でファミレス風に使いたい時にもおすすめですよ。1皿100円からと低価格ではありますが、ネタをちゃんと管理し、おいしく提供できるように徹底しているところに企業努力を感じました。
●SHOP INFO 店名:港函館回転寿司すしえもん 住:北海道函館市鍛治1丁目32-5 営:11:00~21:30(L.O.21:15)
撮影・文◎亀井亜衣子