根室発釧路行き快速「はなさき」は1両編成、窓は全開、ワゴン販売があった
やがて網走からの釧網線と合流して釧路駅に滑り込み約2時間余の花咲線の旅程を終えた。 わずかな乗り換え時間で札幌行き特急「おおぞら8号」に乗り換え、3日目の夜はこの大都市で過ごした。にぎやかな札幌の街はものすごい人々で息づいていた。ホテルのある狸小路はうるさかった。根室との違いを痛感。札幌一極集中とはこんなことをいうのか。 北海道のJRは最近でも廃線、廃駅が続き、取り巻く環境は厳しい。それでも「はなさき」「おおぞら」とも乗客は少なくても精いっぱい気動車としての個性を発揮して走っていた。自分はただ旅を楽しんだだけ。今回の旅の主役である花咲線の将来はどうなるのだろう。 ☆共同通信 植村昌則