第37回東京国際映画祭が開幕、フェスティバル・ナビゲーター菊地凛子らがレッドカーペットに登場
第37回東京国際映画祭が10月28日(月) に開幕し、東京ミッドタウン日比谷・日比谷ステップ広場及び日比谷仲通りにて、レッドカーペットセレモニーが行われた。本映画祭のフェスティバル・ナビゲーターに就任した菊地凛子をはじめ、国内外210人を超える豪華ゲストが駆けつけ、10日間にわたる映画の祭典の幕開けを華々しく宣言した。期間中は計208本の作品が上映される予定だ。 【全ての写真】国内外210人を超える豪華ゲストが駆け付けた、第37回東京国際映画祭 レッドカーペットセレモニー 第37回東京国際映画祭は、10月28日(月)~11月6日(水)、日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区で開催される。オープニング作品は、白石和彌監督(『孤狼の血』『碁盤斬り』)が、『仁義なき戦い』シリーズなどで知られる名脚本家の笠原和夫が残した幻のプロットを映画化した時代劇アクション『十一人の賊軍』。北米やドイツ語圏でも配給が決まっており、新たなジャパニーズ・エンタ―テインメント大作としてワールドプレミア(世界初上映)で国際映画祭の開幕を飾るのに相応しい熱い作品だ。 世界の国際映画祭で注目された話題作や邦画の最新作などを上映するガラ・セレクション部門には、綾瀬はるか主演の『ルート29』(森井勇佑監督)、松坂桃李が主演する『雪の花 ともに在りて』(小泉堯史監督)、松重豊が監督&主演を務める『劇映画 孤独のグルメ』、『リアル・ペイン 心の旅』(ジェシー・アイゼンバーグ監督&出演)、『ホワイトバード はじまりのワンダー』(マーク・フォースター監督)など、国内外から全13本がラインナップされている。 また、今年のコンペティション部門は2024年1月以降に完成した長編映画を対象に、110の国と地域から2023本の応募があった(昨年は1942本)。審査委員長を務める俳優のトニー・レオンをはじめ、橋本愛(俳優)、エニェディ・イルディコー(映画監督・脚本家)、キアラ・マストロヤンニ(俳優)、ジョニー・トー(映画監督、プロデューサー)が審査員として、コンペティション部門の全15作品を審査する。 日本からは大九明子監督の『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』、吉田大八監督の『敵』、片山慎三監督の『雨の中の慾情』(台湾との合作)の3本がコンペティション部門に選出されている。 なお、クロージング作品は『マルチェロ・ミオ』(クリストフ・オノレ監督)。今年のカンヌ国際映画祭のコンペ部門に選出された作品で、本映画祭コンペティション部門の審査委員の1人でもあるフランスの俳優キアラ・マストロヤンニが、実の父であるマルチェロ・マストロヤンニのようになってしまうという設定で、同じく実の母であるカトリーヌ・ドヌーブと共演したことでも話題となった心温まるフレンチコメディだ。 取材・文・撮影:内田涼 <開催情報> ■『第37回東京国際映画祭』 期間:10月28日(月)~11月6日(水) 会場:日比谷、有楽町、銀座地区で開催 オープニング作品:『十一人の賊軍』(ヴィム・ヴェンダース監督) クロージング作品:『マルチェロ・ミオ』(クリストフ・オノレ監督) ■『TIFFCOM2024』 期間:10月30日(水)~11月1日(金) 会場:東京都立産業貿易センター浜松町館