照ノ富士 調整不足も「精いっぱいやるしかない」
優勝額の贈呈式が11日、東京・両国国技館で行われ、初場所優勝の横綱・照ノ富士、春場所優勝の尊富士の代理として伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)が出席した。ファンから大きな声援と拍手で迎えられた照ノ富士は「親方と並んで優勝額を受け取ることができて、うれしく思います」と述べた。 2日の稽古総見で左脇腹に違和感を覚えるなど横綱自身も「ぶっつけ本番で」と調整不足を認める。それでも出場に踏み切り「精いっぱいやるしかない。自分との闘いになるんじゃないですか」と覚悟は決めた。目標とする10度目の優勝へ「それがかなえられれば一番いいと思う」と話し、車に乗り込んだ。