【重量挙げ】宮本昌典「40年ぶりのメダルを」 男子では84年ロス五輪以来の表彰台目指す
日本ウエイトリフティング協会は6日、パリ五輪の内定選手会見を開き、重量挙げ男子73キロ級でメダル候補の宮本昌典(27=東京国際大職)らが登壇した。宮本は「常に世界一を目指している。東京で逃したメダルを、(重量挙げ男子としては)40年ぶりのメダルを取りたい。銅ではなく、より良いメダルを取りたい」と力強く語った。 五輪での重量挙げは、女子は3大会連続でメダルを獲得しているが、男子は84年ロサンゼルス五輪(小高正宏、真鍋和人、砂岡良治)以来、表彰台から遠ざかっている。 宮本は東京五輪で7位に終わったが、パリ五輪出場をめぐる選考ランキングで世界3位に入った。本番でも上位争いが期待される。自身について「パワーのある選手ではない。体の柔らかさが武器」と分析。レスリングで培った柔軟性を生かし、「夢の舞台」と語る五輪で全力を尽くす。