PSG、ルイス・エンリケ監督に新契約を準備か…昨季は国内2冠、今季は開幕3連勝
パリ・サンジェルマン(PSG)がルイス・エンリケ監督との契約延長を検討しているようだ。8日、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏が伝えている。 現在54歳のエンリケ監督は現役時代にレアル・マドリードやバルセロナ、スペイン代表で活躍し、2004年の引退後に指導者へ転身。ローマやセルタを経て、2014年夏に古巣バルセロナの指揮官に就任すると、“MSN”と称された強力な前線トリオなどを率い数多くのタイトルを獲得。その後、スペイン代表を率いてFIFAワールドカップカタール2022を戦い、昨年夏にクリストフ・ガルティエ氏の後任としてPSGの監督に就任した。 昨シーズンは悲願のチャンピオンズリーグ(CL)制覇こそ成し遂げられなかったものの、チームをリーグ・アン3連覇に導いたほか、クープ・ドゥ・フランスも制覇し国内2冠を達成した。就任2年目の今シーズンはフランス代表FWキリアン・エンバペ(現:レアル・マドリード)が退団したものの、リーグ・アンで開幕3連勝を記録している。 そんなエンリケ監督の現行契約は今シーズン終了後に満了となる。ロマーノ氏によると、PSGは長期的プロジェクトの主要人物たるエンリケ監督を来夏以降も続投させるべく、新契約締結に向けた準備を進めているという。同監督は今夏の補強戦略にも全面的に関与していたとのことで、クラブ内での評価も高いようだ。 スカッドに多くの実力者を抱えながらも、近年は“短命政権”が続いているPSG。フランス代表MFワレン・ザイール・エムリやポルトガル代表MFヴィティーニャ、フランス代表FWブラッドリー・バルコラなど若い力が台頭しているなか、エンリケ監督に中長期的な将来を託すことになるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。
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