ロープウェーのゴンドラ内で刺激臭、6人が気分不良訴え 神戸・摩耶
2日午後3時ごろ、神戸市灘区の摩耶山を通る摩耶ロープウェー星の駅の駅員から「ゴンドラ内で刺激臭の液体をまかれた」と119番通報があった。消防によると、ゴンドラの乗客のうち6人が気分不良を訴えたが、全員意識はあり症状は軽いという。 【写真】刺激臭で体調不良を訴える人が出た、摩耶ロープウェー星の駅=2025年1月2日午後4時25分、神戸市灘区、朝日放送テレビヘリから、筋野健太撮影 兵庫県警灘署によると、ゴンドラにいた客の服に、オレンジ色をした刺激臭のある液体がかかっているのをほかの乗客が見つけた。 故意にまかれたものかどうかはわかっておらず、署は乗客らから当時の状況について話を聴いている。 同駅によると、ゴンドラは当時約25人の客を乗せて出発しようとしたが、鼻をつく刺激臭がしたため全員に降りてもらったという。このうち6人が気分不良を訴えた。 ロープウェーは午後4時半現在、運行を休止している。 東京都内から夜景を見に訪れた女性(23)は「ロープウェーの中でそんなことが起こるなんて怖い。せっかくここまで来たのに見られずに残念です」と話した。(谷辺晃子、原晟也、小田健司)
朝日新聞社