有村藍里が長年悩み続ける、“皮膚むしり症”のその後「やめたいのにやめられず、無意識のうちに皮膚をむしってしまう」
こんにちは、有村藍里です。 今週も、2024年の抱負の中から、ずっと悩み続けている「皮膚むしり症を治すこと」について書かせていただきます。 【写真】有村藍里「約6時間の整形手術――術後は想像以上に大変な日々だった」
治りかけては、またむしって悪化…負のループに自己嫌悪
過去に記事でも書かせていただきましたが、私は子どもの頃から考えごとをしているときや緊張する場面、不安なことがあるときなど、日常的に自分の爪や指の皮膚をむしり続けてしまう癖があります。 ここ数年、ネイルを塗ったり、ジェルネイルで爪を厚くコーティングすることで物理的にむしりにくくしてみたり、ハンドクリームやネイルオイルでこまめに保湿することを意識してみたり。また、ささくれができたら、むしってしまう前にカットするようにしてきました。 この癖を治したくて、本気で向き合いはじめてからできる限りの対策をして少しずつ良くなっているものの、何度も繰り返しむしり続けた皮膚は固くなり、皮が厚く乾燥しやすくなって、更にむしりやすい皮膚になってしまっています。
治りかけては、またむしって炎症を起こしてしまう。痛いのにやめられなくて自己嫌悪に……。 触りそうになったら「むしったらだめ!」と自分に言い聞かせているのですが、気づいたら無意識に同じ行為を繰り返しています。 私は人に手を見られるのが恥ずかしいです。写真では傷や炎症がなるべく分からなくなるように加工していることもありますが、特に酷い親指は隠していることが多いです。 ネイルサロンに行っていた頃は、ネイリストさんが「指、大丈夫ですか? 痛くないですか?」と確認とお気遣いの言葉をかけてくださるのですが、自分でむしって傷めているから、なんだか恥ずかしくなってしまい……。治るまでセルフネイルをすることにしました。
「むしる行為をしない」タイミングがあることに気づいた
初めて皮膚むしり症のことを告白したとき、「絶対に治したい!」と思ったからこそ記事に書きましたが、あれから数年経ってもまだ治ってないことや、自分を制御できないことがとても悔しくて情けないです。 でも、少しは進歩したこともあります。人生のほとんどを自分でむしった深爪で過ごしてきましたが、最近は甘皮の手入れやジェルネイルを続けているおかげか、自分で爪をむしることはほとんどなくなり、爪のピンクの部分も育ってきてくれました。健康的な爪を保てている――それだけでも私にとっては大きな変化です。 それから好きなことに集中しているときは、むしる行為をしないことにも気づきました。 小学生の頃から隅々まで読むのが大好きなファッション誌を読んでいるとき、引きこもりだった中学生の頃に私の人生を救ってくれたアニメや漫画の世界に入り込んでいるとき、そして、好きな音楽を聴いている時間。そんな、好きなことに触れているときはむしっていない気がするんです。 なにか夢中になれることをたくさん探していけば、きっとやめられる! そう信じて、私は自分が好きだと思うことを知ること、興味があることを増やしていきます。 昨年は休憩の年になりましたが、今年はもっと貪欲に、意欲的に行動していこう。 1mmでも変われたら大きな進歩。 今週も最後まで読んでくださってありがとうございました。 有村藍里
【Profile】 有村藍里(ありむら・あいり)
1990年8月18日生まれ/O型/兵庫県出身 趣味:カメラ 中学時代に引きこもりで人見知りでネガティブな性格であり、そんな自分を変えたくて、16歳の時に芸能界入り。引きこもりやネガティブな性格から脱却するための努力や逆境を乗り越える姿が、同じような境遇の悩みを抱える女性から多くの支持を得ている。2019年3月、美容整形を受けたことを公表し、その正直に打ち明ける姿と有村が持つ雰囲気により多くのファンから共感を得た。