北朝鮮偵察衛星が空中爆発 日中韓首脳会議後に失敗判明
ソウル、韓国、5月28日 (AP) ― 韓国軍合同参謀本部は5月28日、軍事偵察衛星を搭載した北朝鮮のロケットが、空中爆発する瞬間を捉えた映像を公開した。 合同参謀本部によれば、この映像は韓国北西部の島嶼地域に配備された韓国軍哨戒艦の監視装置で撮影されたものだという。 北朝鮮国営メディアが報じたところによると、同国が2機目の軍事偵察衛星を配備するために打ち上げたロケットが27日、発射直後に爆発。米国と韓国を監視する人工衛星を設置するという金正恩総書記の希望は挫折した。 発射失敗は、日中韓首脳がソウルで3カ国会議を開いた数時間後に判明した。 主要な同盟国であり、経済的なパイプ役でもある中国が、この地域でハイレベルの外交を展開しているときに、北朝鮮が挑発的な行動に出るのは極めて異例だ。 (日本語翻訳・編集 アフロ)