秋篠宮ご夫妻の記者会見で振り返る、幼い佳子さまが感じていたであろう“不安と葛藤”
「下の娘についてですけれども、今、環境関係のことはおそらく学校でも授業などで話題になるんでしょう。夏にどうやって冷房を少なくして涼しく過ごせるかということを考えていたようで、宿根朝顔を窓の外にカーテンのようにはわせたいと言い始めて、それで一緒にしました。 【写真】学生時代の佳子さま、割れた腹筋が見える衣装でダンスを踊ることも また、私は機械があまり得意でないんです。パソコンは、使ってはいるんですがあまりよく知らない機能がほとんどなんですけれども、ときどき部屋に来て、私の知らない機能を教えてくれたりすることがあります」
記者会見の場で明かす学校生活
秋篠宮家の次女、佳子さまは、皇室の一員として天皇陛下を支える大切な役割を担うこととなる。彼女の成長過程は、国民の大きな関心事のひとつであり、秋篠宮ご夫妻は記者会見の場などで佳子さまたちの学校や家庭での生活などを明かしている。 2005年11月22日、誕生日を前にした記者会見で、「佳子さまの最近のご様子、ご成長ぶりについて、具体的なエピソードを交えてお聞かせください」と質問された秋篠宮さまは、当時、学習院初等科5年生の佳子さまの近況などを冒頭のように紹介した。さらに、同席した紀子さまも次のように述べた。 「次女の佳子は小学校の生活を大切にしつつ、スケートの練習に励んでおります。運動も好きですが、一方で静かに部屋で過ごす時間も増え、上の姉よりすすめられた本を楽しそうに読んでいる姿をよく見かけることがあります。 また、短い時間の中でも布や毛糸などの身近な素材を使って人形や飾りを作ったり、お菓子を焼いたりしています。私も誘われることがたびたびありますが、このように創り出す喜びの心を持ち続けていることにうれしさを覚えます」 「スケートの練習」とは、佳子さまが小学校2年生から始めたフィギュアスケートのことだ。習いたてのころは氷の上で転んだこともあったりしたらしいが、徐々に上達して楽しくなったようだ。
大自然を満喫した秋篠宮家
'03年8月に佳子さまが家族と一緒に私的にタイを訪問したことはこの連載でも紹介したが、姉の小室眞子さんと共に、初めての海外旅行だった。翌'04年の夏、佳子さまは家族で東京大学の北海道演習林に3泊し、大自然を満喫した。 「山に登ったり、そのときに見かける高山植物やいろいろな樹木を覚える良い機会になったと思っております。とても楽しんでいたみたいね」(秋篠宮さま)、「とても良い思い出になりました」(紀子さま)と、両親も満足した様子だった。 また'05年夏、秋篠宮ご一家は愛知県で開催された『こども環境サミット2005』と『愛・地球博』を訪れた。秋篠宮さまは、 「7月に『こども環境サミット』が愛知県で開催されまして、娘たち2人もお招きを受けて参加しました。出席する人たちの年齢が10歳から14歳で、娘たちとぴったり合うんですね。その会議に出席した人たちが非常に活発に話し合いをしているのを見ると自分の娘もそういう年代になったんだなということを感じました。そして、その行事のいくつかに一緒に参加して交流をする機会を持ったというのは2人にとって大変いい経験だったのではないかと思っております」 と、先述の会見で振り返った。このように佳子さまは、充実した日々を送っていた。