「母になったからこそ、今やりたい」ママ演奏家トリオが出張コンサート コロナ禍明け活動再開
3人とも、現在、子育て中。宮下さんと小林さんは男の子1人、塚尾さんは3人きょうだいの母親です。 コロナ禍に出産・育児を経験した3人。子どもたちが音楽に触れる機会が減ったことを実感していました。 小林亜矢さん: 「私たちの活動自体もそうですし、世の中的にコンサートに限らずお出かけとかがどんどん縮小されていたので」 もう一つ、実感したのが子連れで出かけることのハードルの高さ。 宮下朱里さん: 「やっぱり荷物が多くなりますよね、こどものオムツだ着替えだ。出かけるといっても『わっせわっせ』という感じに」
そこで、「トリオ」は「出張コンサート」に力を入れることにしました。 宮下朱里さん: 「今回チェロも加えて、こっちから出向いちゃおうと思って」 2023年10月ごろから育児や教室のレッスンの合間を縫って、練習を重ねてきました。 子どもたちはー。 塚尾さんの長女・すずさん(小1): 「(お母さん頑張っているのはどう?)たのしそう。(一緒に)やりたい」 小林さんの長男・一颯さん(小1): 「楽器をひいているところがかっこいい。たのしくがんばってほしい」
ピアノ・小林亜矢さん: 「おはようございます」 「ピアノの位置移動できますか」 この日は、市内の幼稚園に「出張」。 チェロ・塚尾桃子さん: 「距離がいつもより近いので、生の音をダイレクトに受け取ってもらえるかなと」 年少さんから年長さんおよそ30人が集まりました。 チェロ・塚尾桃子さん: 「和光幼稚園のみなさん、こんにちは」 華やかなドレスに身を包んだ3人が登場。コンサートのスタートです。
紙芝居: 「森の動物たちのお話。病気のリスさんを助けよう」 園児たちが楽しめるようオリジナルの紙芝居と共にクラシックの名曲を披露します。 ♪花のワルツ/チャイコフスキー ♪ハンガリー舞曲第5番/ブラームス 園児: 「はやっ!」 ♪四季より“春”/ヴィヴァルディ