「ルルレモン」が大阪・御堂筋に関西初の旗艦店オープン 「日本はビジネス規模拡大フェーズに」
カナダ・バンクーバー発の「ルルレモン(LULULEMON)」は、関西の旗艦店となる新店を10月19日に大阪・御堂筋にオープンした。売り場面積は607.2平方メートルで国内最大級となる。同地域ではルクア大阪店、大丸心斎橋店に次ぐ3店舗目、国内では10店舗目。今年12月には東京・渋谷に新たな旗艦店のオープンも控えており、日本でのビジネス規模拡大に向けて加速する。 【画像】「ルルレモン」が大阪・御堂筋に関西初の旗艦店オープン 「日本はビジネス規模拡大フェーズに」
同店は、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」や「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」などラグジュアーブランドも多く並ぶメインストリートに位置する。観光地の道頓堀やアメリカ村、ビジネス街の本町とも近い立地を生かして、インバウンドや若者、ビジネスパーソンといった幅広い客層を狙う。
店舗は地下1階、地上1階、地上2階の3フロアで構成する。各フロアの中央には、人気パンツシリーズ“ABC”や“スキューバフーディー”といったシグネチャー商品を陳列した。ルルレモン・ジャパンリテールヘッドの福林綾は、「『ルルレモン』といえば、この商品という分かりやすいコミュニケーションを意識した」と話す。
日本市場はメンズカテゴリーの売り上げ構成比が、グローバルの平均値を上回る。その強みを最大化するため、地下1階はメンズ商品中心に設計。「これまでの複合店では、男性のお客さまも女性のお客さまも同じ試着室を使っていたが、この店ではメンズフロアに試着室を設けることで、男性のお客さまにもより気軽に商品を試してもらえるようにした」と福林。ブランドアンバサダーを迎えた無料のヨガ教室やランイベントなども定期的に開催し、地元のコミュニティー形成に力を入れる。
日本の成長率はトップ 2026年までに14店舗に拡大
同ブランドは、26年を最終年度とする中期成長戦略の中で北米以外の海外収益を21年度比で4倍に増やすことを目指す。アジア太平洋地域では中国、韓国、日本を中核市場に挙げる。