企業での行動指針「クレド」作りに挑戦 三重・松阪YEGが例会で考える
松阪商工会議所青年部(松阪YEG、西山裕貴会長、142人)は20日午後6時半から、三重県松阪市若葉町の同会議所で例会を開催した。63人が参加し「松阪YEGクレド! 一人ひとりが主力になる組織づくり」をテーマに学び合った。 開会に当たり西山会長(39)=ユーニシヤマ㈱代表取締役社長=がクレド(企業の従業員の行動指針)というテーマに合わせ「皆さんは座右の銘をお持ちでしょうか。私の座右の銘は『千万人と雖(いえど)も吾往(われい)かん』です。もし千万人の人たちが私の思っていることに反対したとしても自分が考え抜いた結果が間違ってないと思えば反対を乗り切って進もうという意味です。座右の銘をまだ持っていない方は作っていただくと自分の芯がぶれないと思う」と話した。 その後、研修内容を考えた経営研修委員会の梅本祐希委員長(38)=㈲東海樹脂加工代表取締役社長=が趣旨説明。「事業を行う上で一番大切なものは思い。思いを表現したものが理念。少子高齢化や働き方改革、事業承継や人手不足、価値観の多様化など人に関する課題が絶えない今、私たちはどのように行動すればいいか。その解決策としてクレドを提案したい」と述べた。 メンバーの岡一世さん(44)が経営する㈱柳屋奉善を舞台に、クレドがある場合とない場合の顧客対応を対比した寸劇を同委員で演じたり、東京ディズニーランドの理念「夢・感動・喜び・やすらぎを与えること」を元に従業員になったつもりでバリュー(具体的な取り組み)を考えたり。ある班では「お客さまを並ばせない」「お客さまを飽きさせない」などのバリューを発表していた。