1Q決算シーズン到来、日経平均の今後を占う「4大注目点」
本格的な夏の到来とともに、4~6月期の決算発表が本格化。今後の日経平均の動きを占ううえで注視しておきたいポイントとは?(写真:Ystudio/PIXTA)
7月22日のアメリカ株市場は、主要3指数がいずれも4日ぶりに反落となった。 写真・動画共有サイト「Snapchat」を運営するスナップ(ティッカー:SNAP)がテック系企業の先陣を切る形で発表した2022年4~6月期業績がデジタル広告の不振によって売り上げが急減速となったことから、売りが殺到。株価は21日終値16.35セントから22日終値9.96ドルへと、一夜にして4割もの暴落となった。 これを受け、Googleの親会社である アルファベット (GOOGL)、SNSサイト「Facebook」の メタ・プラットフォームズ (META)、 ツイッター (TWTR)など、デジタル広告に収益を依存する企業が連想売りを浴び、ついでに アップル (AAPL)や マイクロソフト (MSFT)、 インテル (INTC)などIT関連にも売りが広がって、ナスダック総合指数は前日比1.9%の下落となった。 ちなみに、スナップは5月下旬に4~6月期業績(つまり、今回発表された決算)見通しの下方修正を発表し、株価がなんと43%も下落した経緯がある。当時、同様に連想売りが渦を巻き、ナスダック総合指数は当時の年初来安値更新へと売りたたかれ、市場ムードを震撼させた。ウォール街では「同社経営陣は“臨死体験”を行っている」との声もあるようだが、どうにもお騒がせな銘柄である。
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岩本 秀雄