寺本明日香さんの冠大会第2回開催へ 「成長を実感できる場を提供したい」/体操
体操で2012年ロンドン、16年リオデジャネイロの五輪2大会に出場した寺本明日香さん(23)が創設した「寺本明日香カップ」の第2回大会が、25年3月22、23日に愛知・小牧市で行われる。実行委員が1日、発表した。第1回大会の反省も踏まえ、参加者年齢層を拡大。年中から小学4年生までのカテゴリーが設けられた。観戦は無料。 寺本さんは「伸び代のある選手たちがたくさん練習してきた成果を発表する場が少ないと感じたこと、挑戦したい技を試合で試して欲しい。そんな思いから女子体操発展の為に第1回大会を2024年3月に実施し多くの女子体操選手が参加してくれました。2回目の今回の特徴は、体操教室に通う子供たちやそのご家族から『発表の場が欲しい』『目標を持って成長を見たい』という声を聞く機会もあり、一般参加の年中から小学校4年生の部を設けます」とした。 続けて「参加年齢の幅を広げ子供たちが練習の成果を発表し、成長を実感できる場を提供したいです。また、女子選手の為の部門として『表現力の部(ゆか)』と『平均台の部』を選手コースで実施します。現在、世界の体操採点では芸術性の評価が重視されています。採点規則における芸術性の項目に改めて焦点をあて、その重要性を再認識するとともに『世界基準を意識する』という思いもあります。今夏にパリオリンピックの体操競技を視聴してくれた子供たちから社会人の皆さんにも興味をもって参加してもらえたらと思っています」とコメントした。