27年前に行方不明になった女子高生・北山結子さんの情報提供を呼びかけ
三重県立松阪工業高校の生徒だった北山結子さん(当時17歳、明和町)が行方不明となってから27年になった13日、松阪署員らがJR松阪駅前で情報提供を呼びかけた。北山さんは1997年6月13日夜、バイト先を出て、公衆電話から友人宅に「今から行く」と伝えた後、行方が分からなくなった。 この日は、県警捜査1課や松阪署の警察官、松阪工の高嶋真人校長(55)が、北山さんの顔写真が入ったチラシを通行人らに手渡した。受け取った松阪工1年の女子生徒は「学校の廊下にも(北山さんに関する貼り紙が)ある。早く見つかってほしい」と話した。 県警はこれまでに延べ4万9050人の捜査員を投入し、193件の情報が寄せられている。2020年~今月13日に10件の情報提供があったが、いずれも有力なものではなかったという。松阪署の西條一人署長は「必ず帰ってきてもらうという強い思いを持って、捜査を継続したい」と話した。情報提供は松阪署捜査本部(0598・53・0110)。