ムジークヘッド×コンポジットテクノシャフト「高初速・高打出しを実現できる1本」(堀越プロ)【人気ゴルフ工房のぶっ飛びドライバーをキング・オブ・試打が語る】
●ヘッド/ムジーク BLACK XSPIRE(10.5度)
「どちらかというと飛距離重視のヘッドで、初速がとても出やすいヘッドです。金額はやや高めですが、飛距離を求めるお客様に打っていただくと高評価なことが多いです。またヘッド自体はつかまりが良く、初速が出るとスピン量が減ることが多いので、さらに飛ばしたい方におすすめです」(髙村さん)【価格(税込)/10万7800円】
●シャフト/コンポジットテクノ FireExpress Spirits a-AMBAY(FREE FLEX)
「シャフトの名前の由来は関西弁で『ええ塩梅(あんばい)』という意味なんですけど、ノンフレックスでしなりが大きくて『いい感じ』っていうシャフトです(笑)。このシャフトは関西のメーカーで、しなりも強くて、大手繊維会社の子会社なので低価格で高品質を実現しているシャフトです。振動数は230rpm程度で一般的には『R』程度ですが、ドラコン選手でも振れるシャフトなのでぜひ試して頂きたいです」【価格(税込)/4万7300円】
『見た目・打感・打音』が良く気持ちよく振れるクラブ(堀越)
ここからは堀越プロの試打結果とインプレッションをお届けしよう。 「カスタムクラブの中では高級なムジークですね。この会社は以前に発売されたフェース面がアルミのウェッジを出していたりと、新しいことをやっているブランドという印象があります。ヘッドの見た目は高級感があり、『良いもの持っている』という所有感と、シンプルでクセがなく構えやすいことが特徴です。構えてみるとロフトが10.5度あるからか、球が上がりやすいイメージがあります。このヘッドはロフトとフェースアングルをカチャカチャで変えられるのですが、変えた時にシャフトが回らず、グリップがバックライン有の状態でも様々なロフト・フェースアングルの変更ができます。かゆいところに手が届くカスタマイズ性と、手の込んだデザインがとても印象的でした。早速いつものようにヘッドスピード42m/sで試打してみたいと思います」(堀越)
軽いウォーミングアップを済ませ、HS42m/s程度で5球試打。
堀越プロに印象を聞くと、「シャフトは少しはしる感じがあるので、切り返しからのしなり戻りが感じやすく、気持ちよく振り抜けることが印象的でした。先がはしるぶん、ヘッドも戻りやすく球をつかまえやすくなるシャフトです。ヘッドもロフトが10.5度もあり、打ち出し角は十分に確保できますし、スピン量を適切に抑えてくれるので強弾道の高打ち出しで飛ばせる組み合わせだと感じました。音は比較的落ち着いているので、ドライバーとウッド系の打音がかけ離れることがなく、全体を通して打音からくるイメージを持ちやすいと思います。個人的にこの音は好きでイメージが出やすいので、打感と打音のイメージが合って気持ちよく振れている印象があります」。
【関連記事】
- アマチュアへの試打検証でわかったドライバー選びの鉄則。ボール初速60m/s未満なら、ロフト角が多いほどキャリーが伸びる!【飛ぶクラブ選びの新基準・後編】
- バルドヘッド×TRPXシャフト「インパクトにかけての加速、高弾道低スピンが打てる1本」(堀越プロ)【人気ゴルフ工房のぶっ飛びドライバーをキング・オブ・試打が語る】
- ITOBORIヘッド×TPTシャフト「程よいつかまり、所有欲を満たせる組み合わせ」(堀越プロ)【人気ゴルフ工房のぶっ飛びドライバーをキング・オブ・試打が語る】
- GTDヘッド×スリリングシャフト「風に負けない強い球が打てるクラブ」(堀越プロ)【人気ゴルフ工房のぶっ飛びドライバーをキング・オブ・試打が語る】
- ピンヘッド×フジクラシャフト「左を恐れずに振れる。吹けあがりを抑えた安定性のある1本」(堀越プロ)【人気ゴルフ工房のぶっ飛びドライバーをキング・オブ・試打が語る】