「想像を超えてるわ」「もはや石油王にしか買えないね」メルセデス マイバッハSLモノグラムシリーズ
インテリアには輝く専用のクリスタル・ホワイトレザーを採用
インテリアには、マイバッハ専用装備となるクリスタル・ホワイトレザーを採用。このナッパレザーは持続可能な方法でなめされ、ドアパネルやセンターコンソール、そしてブランドを象徴するコンフォートシートにも採用されている。 シート表皮には新しいフローラルデザインを施し、シート後方のスペースもホワイト・レザーで仕上げるなどインテリア全体を華やかに演出している。 また、フルデジタルのメーターディスプレイと電動調整式センターディスプレイにはマイバッハを象徴するスタートアップアニメーションとディスプレイスタイルが採用され、ステアリングホイール、ステンレス製ペダル、ステンレス製ドアシルトリムもマイバッハブランドを過剰なまでにアピールしたもの。 ◆白で統一されたインテリア。フルデジタルメーターディスプレイはマイバッハ専用のスタートアップアニメーションが備わり、ステアリングホイールやペダル類、ドアシルトリムにもマイバッハの意匠が施される。 ◆常に環境問題を考慮した製品つくりを行うメルセデス・ベンツらしく、純白の専用クリスタル・ホワイトレザーは持続可能な皮革なめしによって製造。外から丸見えなオープンカーらしく、クローズドルーフの車両では見えないヘッドレスト裏にもマイバッハのエンブレムを装着する。
エグゼクティブにふさわしい豪華絢爛な2シーターオープン
欧州メーカーはカーボン・ニュートラルを積極的に進めており、マイバッハブランドでもSUVのトップクラスであるGLクラスをベースにしたEV「メルセデス・マイバッハ EQS SUV」をリリースしたのも記憶に新しいが、サステナブルとダウンサイジング最優先と思わせながら、最新のマイバッハは大排気量の内燃エンジンを採用してきた。まだまだ化石燃料を使う自動車を根絶する気はないようだ。 メルセデス・マイバッハ SL モノグラムシリーズではパワートレインに4リッターV8ツインターボを搭載し、9速ATを介して4輪を駆動する4マチックを選択。最高出力は430kW(585hp)、最大トルクは800Nmに及び、0-100km/h加速は4.1秒、最高速度は260km/hを計上する。 とはいえ、メルセデス・マイバッハ SL モノグラムシリーズのウリは内燃エンジンではない。これまでのメルセデス・マイバッハがそうであったように、世界一上質な自動車を目指した内外装の特別な設えが最大の目玉であり、最高級の自動車ブランドを所有する悦びをユーザー(富裕層限定だが)に提供することこそが使命なのだ。 ────────── おもな車両諸元 ────────── ■メルセデス・マイバッハ SL モノグラムシリーズ 全長:4,705mm 全幅:1,915mm 全高:1,353mm ホイールベース:2,700mm 排気量:3,982cc V型8気筒ガソリンツインターボ・エンジン エンジン最高出力:430kW(585hp)/5,500-6,500rpm エンジン最大トルク:800Nm/2,500-5,000rpm 複合燃料消費率:13.7L/100km。
────────── ●文:月刊自家用車編集部 ※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
月刊自家用車編集部