大掃除で着物が出てきました。買取で二束三文って本当ですか?
年末年始に実家に帰省する際、大掃除を頼まれることもあります。「タンスにしまった物が取り出せないから」と言われて、もう使わない物の整理を手伝った経験がある人も一定数いるのではないでしょうか。 【図表3枚など】大掃除や着物買取の状況 「高価だったから、高く売れるんじゃないかしら?」と着物を数着見せられた際に、「着物は二束三文」という言葉を思い出して、なんとも言えない気持ちに……。 しかし、着物は本当に「なんでも二束三文」なのでしょうか。買取の利用状況などを踏まえつつ、着物買取の実情をお話しします。 ※編集部注:外部配信先では ハイパーリンクや 図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
大掃除の開始時期ピークは12月下旬
株式会社AlbaLinkが運営する高く売る不動産で全国男女500人を対象に、年末の大掃除についてアンケートを実施。 早く取り掛かる人は12月現在よりも早く着手しているようですが、ピークは12月下旬ということがわかりました。 また、株式会社ダスキンの調査によると、2023年末の大掃除実施意向は70%近くあり、「コロナ下で掃除時間の頻度が増えた」と回答する人が83.2%に上りました。 掃除の時間を確保できることで、長らくタンスの中で眠っていたものの整理にまで取り掛かる人が増える予感がします。
着物専門店よりリサイクルショップで買取依頼する人が多い
不用品の処分方法のひとつとして、買取を利用する方法があります。 ●35.5%がリサイクルショップに売却 株式会社リバーオンラインは、その中でも着物に注目。234名に対して「不要な着物を処分した際の方法を教えてください」と質問したところ、35.5%が「リサイクルショップへの売却」と回答しました。 ●買取といえばリサイクルショップ? 買取というと、リサイクルショップしか思いつかない人が多いのではないでしょうか。 しかし、実際には着物買取専門店など、特定の分野しか買取しない業者も存在しています。リサイクルショップと違って多くの物を買取してくれるわけではなく、再販の見込みがある物だけを買取します。 本調査では、「着物買取業者への売却」は18.4%と、リサイクルショップへ売却する人の2分の1程度でした。