京都サンガ 絶好調のマルコ・トゥーリオ選手と心の支えの通訳・岡本剛人さん
サッカーJ1の京都サンガは、10月27日、天皇杯の準決勝でヴィッセル神戸と戦います。 神戸戦でも活躍が期待される絶好調のマルコ・トゥーリオ選手と、通訳の岡本剛人さんにスポットを当てます。 前節、ホームのサガン鳥栖戦でマルコ・トゥーリオ選手が、リーグ戦2試合連続となるゴールを決めました! 退場者をひとり出し、10人で戦ったチームを救う貴重な決勝ゴールとなりました。 【声】京都サンガ マルコ・トゥーリオ選手 「数的不利(10人)という状況の中、試合を決定づけるゴールが生まれ、うれしかったが、自分としては勝ち点3が取れたこと、そこを素直に喜びたい」 今や攻撃陣の柱となるトゥーリオ選手ですが、今シーズンを振り返ると、順風満帆な日々だけではありません。 4月の鹿島アントラーズ戦から6月の柏レイソル戦までの13試合スタメン出場はなく、ベンチ外で試合を見守ることもあり、結果が出ませんでした。 そんな苦しい時、共に歩んできたのが、通訳の岡本剛人さんです。 岡本さんは、監督やチームメイトの言葉をトゥーリオ選手へ伝えるだけでなく、心の支えにもなっています。 【声】京都サンガ マルコ・トゥーリオ選手 「自分だけでなくブラジル人選手たちを助けてくれている。 試合に出場できない時期も親身に支えてくれた。 また生活面や様々な部分でも助けてくれる人です」 今年の夏以降、3人のブラジル選手が加入して、トゥーリオ選手が明るくなったのでは?と岡本さんにたずねると・・・ 【声】京都サンガ 通訳・岡本剛人さん 「もちろん同じ国籍の人が来たら、しゃべることや伝えられることは増えると思う。 そういう意味では変わったかも知れないが、僕の中では何も変わらず、いつも通りの「マルコ」をやってくれている」 サッカーに対して真摯に向き合う姿勢は何も変わっていない。 いつもそばで、トゥーリオ選手と苦楽を共にしながら、岡本さんは情熱を持ってサポートし続けます。 ちなみに、岡本さんは2003年からサンガで通訳を務めています。 最も長くクラブを見守り続けているスタッフです。 この日の練習終わり、今月20日に誕生日を迎えた岡本さんを選手たちが祝福しました。 さて、天皇杯に向け、トゥーリオ選手も気合が入ります。 【声】京都サンガ マルコ・トゥーリオ選手 「大事な試合だと思う。天皇杯のタイトルを取りたいが簡単ではない。 できることを精一杯やり素晴らしい試合をして決勝に進出したい」