[球蹴男児U-16]インハイ予選で2戦連発。FW中村総二郎は筑紫台を「勝たせて全国まで連れていく」
[5.3 球蹴男児U-16リーグD2第1節 筑紫台高 1-8 長崎総合科学大附高 大津町運動公園多目的B] 【写真】お相手がJ1選手だったと話題に…元アイドルの女優が2ショットで結婚報告 すでにトップチームで活躍中のストライカーが、「2024 球蹴男児U-16リーグ」D2リーグの得点王、また筑紫台高(福岡)を全国大会へ導くことを目標に掲げた。 FW中村総二郎(GULLID朝倉出身)は4月にトップチームの一員として、インターハイ福岡県中部ブロック予選会に出場。準決勝、決勝で2試合連続ゴールを決め、チームの福岡県大会進出に大きく貢献している。 先輩たちとともに公式戦のピッチに立ち、貴重な経験。「雰囲気はいいですね。『もう、絶対負けたくない』『まだ、引退したくない』みたいな雰囲気が強くて、ハイレベルの中でやっていくと、自分も気持ちが上がるし、自分のレベルも上がるから、めちゃくちゃいいです」。その経験を持って、1年生の真剣勝負に挑んだ。 筑紫台はこの日、「2024 球蹴男児U-16リーグ」D2リーグ開幕戦で強豪・長崎総合科学大附高(長崎)と対戦。チーム全体で強度の高い動きを続け、その中で「得点への嗅覚と相手に走り負けないところが強みです」という中村やテクニックを活かして相手のDF間を切り裂く動きを見せたMF増田漸、ゲームメーカーのMF諏訪翔大らが個性を発揮していた。 前半を0-2で折り返したものの、後半10分に左CKからファーサイドの交代出場DF豊福淳人がヘディングシュートを叩き込んで1点差。勢いづいたチームは同点目指して攻めたが、一瞬の隙を突かれて3点目を失ってしまう。 すると、そこから連続失点。中村は「走り負けして、ディフェンスラインの上げ下げがちょっと悪くなって、声がけもなくなって、それで雰囲気で呑まれて、もう完全に負けてしまいました」と悔しがった。 結果は完敗なったが、後半半ばまで可能性を示していたことも確か。鋭いドリブル、抜け出しで相手ゴールを強襲していた中村は、「攻撃力はあるんですけど、今日はみんな弱気になって、仕掛ける部分が少なくなったので、明日はもうその雰囲気を作りながら、やっていきたいと思います」。自分自身もチャンスがあっただけに、ゴールを決めること、チームの雰囲気を好転させることも意識して戦う。 中村の目標は「世界的に活躍できるFWになる」ことだ。その足がかりとして、高校3年間で筑紫台を「オレが勝たせて全国まで連れていく」という野心を抱いている。1年目から結果を残すだけ。「ここ(球蹴男児U-16リーグ)ではD2の得点王になれるように頑張りたい。(トップチームでは、)県大会でまた決めて、東(福岡)、飯塚とかにも勝てるように。自分が決めて勝てるようになりたいです」と意気込んだ。この日の敗戦も成長の糧とし、ゴールを決め続ける。