HPVワクチン接種啓発ポスター 石原さん、小林さん最優秀賞
愛知県豊橋市医師会が公募
愛知県豊橋市医師会は14日、子宮頸(けい)がんを予防するHPVワクチン接種の啓発ポスターの最優秀賞を発表した。同市中野町の市医師会館で表彰式があった。 市医師会は7月上旬から公募。市立豊小学校6年の石原亜恋さんと牟呂中学校3年の小林裕貴さんの作品が選ばれた。福井一裕会長が2人に表彰状を贈った。石原さんは「なるべく多くの人が接種してほしい」と話した。 子宮頸がんは、若い女性を中心に国内で毎年1万人以上がかかり、2900人が亡くなっている。HPVワクチンは2013年度から小学6年~高校1年が定期接種の対象になったが、接種後に重い症状を訴える報告があり、国は積極的勧奨を停止。22年4月に再開したが、この間にワクチンを打てなかった1997~2007年度生まれの女性を対象に、来年3月末まで公費で接種している。 同市では、接種人数が4月は330人だったが、7月は694人に増えた。福井会長は「啓発の成果が出ている」と述べた。