【冬支度】国の天然記念物「石割桜」雪囲い 冬の装いに 岩手・盛岡市
TVIテレビ岩手
冬を前に3日朝、盛岡地方裁判所で国の天然記念物「石割桜」を雪の重みから守る「雪囲い」の作業が行われました。 記者「国の天然記念物に指定されている石割桜。本格的な雪が降る前に冬支度が進められています」 3日は、石割桜の管理をおよそ90年続けている造園会社の職人6人が雪囲いの作業を行い、寒さや害虫から木を守るため、幹にわらで作った「こも」を巻きつけました。 そして、雪の重みで枝が折れないように高さ14メートルほどの支柱2本から垂らした縄を枝一本一本に結び付けました。 「雪囲い」は、例年11月に行われますが、ここ数年は、気候の変化で12月に入ってからの作業になっているということです。 豊香園 藤村尚樹 社長 「雪囲いをやっているのに雨が降っているということで変な感じはするが、寒い冬を乗り越えて、来年また綺麗な華を咲かせてくれると良いなと思う」 石割桜の「雪囲い」は、来年の3月中旬に取り外される予定です。