【楽天】小郷裕哉、プロ初満塁弾 ドラ1ルーキー・古謝樹のプロ初勝利援護
◆日本生命セ・パ交流戦 中日2―7楽天(8日・バンテリンドーム) 楽天は8日、中日戦(バンテリンD)で快勝し、今季初の5連勝。交流戦4カード連続の勝ち越しを決め、最大9あった借金も完済まであと1に迫った。小郷裕哉外野手(27)がプロ初となる満塁弾を放ち、ドラ1ルーキー・古謝のプロ初勝利を援護した。 十分な手応えとは裏腹に、小郷は半信半疑の気持ちで打席を駆けだした。2回に同点とし、なお1死満塁の打席。1ボールから内角低めのスライダーを捉えた。「(打球方向が)ポール際だったんで、感覚はよかったですが切れるかなと思って」。ライナー性の打球はそのまま、右翼席へ飛び込んだ。一塁走者・古謝に追いつく直前で、走るスピードをようやく緩めた。 これで交流戦は46打数15安打で打率3割2分6厘、2本塁打と好調で、11打点は12球団トップだ。初見を含め対戦経験の多くない投手が相手となるケースも増えるが「裏方の皆さんがしっかりデータを持ってきてくれる。『この投手に似ているよ』とか、迷いなく打席に入れています」。この日のメヒアは、5月29日に対戦して3打数1安打だったDeNAのジャクソンのようだと教わった。イメージを膨らませて、最高の場面で最高の結果を出した。(西村 茂展)
報知新聞社