ノリス、今季実績に手応えも選手権Vには「遅すぎた」
【AFP=時事】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するマクラーレンの英国人ドライバー、ランド・ノリスは20日、今季の選手権でトップ争いをする実績は積んだとしながらも、今週末のレースでレッドブルのマックス・フェルスタッペンの4連覇を阻止するには「遅すぎたかもしれない」と敗北を認めた。 【特集】写真で振り返るF1ドライバーのビフォーアフター ノリスが今季のドライバーズ選手権争いで生き残るには、今週末の第22戦ラスベガスGPで首位のフェルスタッペンより少なくとも3ポイント多く稼ぐ必要がある。 第23戦カタールGP、最終第24戦アブダビGPと続く三連戦の初戦となるラスベガスGPに向けた記者会見で、ノリスは「選手権のトップ争いをするのはこれが初めてだ」「この6年間では不可能だったし、これがチームと自分にとっては初めての機会だった」と振り返った。 さらに、「シーズン当初は間違いなく必要なレベルに達していなかったが、サマーブレーク以降は非常に良い仕事をし、非常に良いパフォーマンスを発揮できた。これまででも最高のレベルだ」「ここまでの成績に完全に満足しているわけではないが、初めて手応えを実感した。レッドブルとマックスに対抗する準備はできていなかった。今はできていると思うが、遅すぎたかもしれない」と続けた。 前戦のサンパウロGPでフェルスタッペンが10レースぶりの勝利を収めたこともあり、ノリスは「タイトル争いの扉はほぼ閉じている」と話した。今週末のレースではフェルスタッペンに62ポイント差をつけられた厳しい状態で臨むことになり、「マックスはF1史上最高のドライバーの一人であり、それほど優れた人物に対抗するには、今シーズン自分がやってきた以上のことが必要だ」と語った。【翻訳編集】 AFPBB News