仏下院選挙の投票結果に抗議 2回目投票に立候補辞退続出
パリ、フランス、7月4日 (AP) ― 先に行われたフランス議会下院選挙の1回目の投票結果に抗議する集会が7月3日、パリのレピュブリック広場で開かれ、数千人の有権者が参加した。 6月30日に行われた1回目の投票では、ジョルダン・バルデラ党首率いる国民連合が最多得票を獲得したものの、第二次世界大戦後初の極右政権樹立を可能にする総合的な勝利には至らなかった。 1回目の投票結果は国民連合をこれまでになく政権に近づけたが、7日の2回目の投票に有権者が極右政権誕生への道を阻む可能性を残している。 新人民戦線の左派連合と、弱体化したマクロン大統領の中道派から、2回目投票への立候補資格を得たが、国民連合の対立候補に勝利する可能性が最も高い候補者を支持するために、前例のない数の候補者が身を引いた。 ル・モンド紙の集計によると、2回目投票に立候補するはずだった、左派130人と中道連合82人を含む218人が辞退したという。 (日本語翻訳・編集 アフロ)