レッドソックス3A上沢直之、5回4失点で勝利投手の権利もって降板
レッドソックス傘下3Aウスターの上沢直之投手が16日(日本時間17日)、本拠地でのダーラム戦に先発。マイナーで今季2度目の登板は、5回を投げ、6被安打4失点。5-4で勝利投手の権利を持って降板した。このままチームが勝てば、渡米後、初勝利となる。上沢は、球数79球。無四球2死球5奪三振。防御率は6・30。 上沢は、初回、先頭のマイスナーに右越二塁打を打たれ、1死後、スミスの左前適時打で先制点を献上した。2回は先頭バサベに死球を与え、中前打などで2死一、三塁とされたが、マイスナーを中飛に抑えた。上沢は4回まで毎回先頭打者に出塁を許しながらも、失点を許さなかったが、5回に被弾する。この日2個目となる死球と内野安打などで2死一、二塁とされ、ジャクソンに3ランを浴び、5-4の1点差に迫られた。 地元テレビの解説は「腕が遅れて出て来て、カーブの曲がりがエグいです。コーナーを上手く使って打たせて取るピッチング。日本で豊富な経験を積んだベテランです」と伝えた。2試合連続の初回失点&被弾。先頭打者を4度出塁させるなど、課題を残しつつも、メジャー昇格を目指して修正を重ねている。 レッドソックスは先発ピベッタが右肘の張りで負傷者リスト入り。13日のエンゼルス戦は、3Aから昇格したクリスウェルが先発している。 上沢はレイズの招待選手として参加した春季キャンプでのオープン戦で4試合に登板し、0勝1敗。10日、レ軍移籍後3Aでの初登板は5回3失点で敗戦投手となった。
報知新聞社