今季一番の冷え込み12日は再び大雪の恐れ【熊本】
テレビ熊本
強い寒気の影響で、10日朝は南小国町で氷点下8.1度を観測するなど各地でこの冬一番の冷え込みとなりました。寒気のピークは過ぎたものの、12日は九州付近を通過する低気圧の影響で、再び大雪となる可能性があり注意が必要です。 9日夜の熊本空港。駐機場を出入りする飛行機に雨交じりの雪が降り、地上で作業する人も寒そうです。 10日県内は極寒の朝を迎えました。最低気温氷点下7.6度とこの冬一番の冷え込みとなった阿蘇市では、子どもたちが凍えながらもうっすらと積もった雪を喜んでいました。 【児童】 「一番、冬が楽しいので、雪があってうれしいです」 「(学校も)降ってたら雪合戦とか、雪だるま作りたいです」 厳しい寒さは自然の芸術を生み出します。標高900メートルの仙酔峡では、落差4メートルほどの滝につららが下がり、周辺の岩などに落ちたしぶきも凍って独特の模様を創り出していました。 阿蘇地方では、2つの観測地点で日中も気温が0度に届かない真冬日となりました。 一方、こちらは八代市。 最低気温-1.8度国の名勝に指定されている松浜軒では、未明からの雪が庭園の石や植物などに積もりました。 街なかより標高の高い坂本町の保育園では5年ぶりという積雪に子どもたちも大喜び。雪玉を投げたり雪だるまを作ったりして楽しんでいました。 【熊本竜太アナウンサー】 「金峰山の山頂へと続く遊歩道も真っ白になっています。木々もうっすらと雪をまとっています」 最低気温が氷点下2.6度を観測した熊本市。金峰山の山頂付近はうっすらと雪化粧していました。寒気のピークは過ぎましたが、12日、日曜日、九州の南岸を低気圧が進む見込みです。 このため日曜日は山地を中心に再び大雪の可能性があるとして気象台が注意を呼びかけています。
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