「悔しさ忘れない」巨人ドラフト3位・荒巻悠、大学最終戦4の0 原辰徳氏のエール胸にプロでの活躍誓う
◆関東地区大学野球選手権 共栄大4―3上武大(6日・横浜スタジアム) 第20回関東地区大学選手権は6日、横浜スタジアムで1回戦3試合が行われた。巨人のドラフト3位・荒巻悠内野手(4年=祐誠)を擁する上武大(関甲新学生2位)は共栄大(東京新大学2位)に逆転負け。荒巻は大学最終戦を4打数無安打で終え、原辰徳オーナー付特別顧問(66)のエールを胸にプロでの飛躍を誓った。 1点を追う9回無死。巨人のチャンステーマを背に打席に立った上武大・荒巻の飛球が高々と舞い上がった。約7秒の滞空時間を経た遊飛が大学最終打席になった。「4番・三塁」で4打数無安打。2連覇中だったチームは初戦敗退となり「4番として自分の責任です」と潔く現実を受け止めた。 大先輩のエールを受けて巨人軍の門をたたく。4日の開会式に原氏が出席。あいさつに向かうと「期待してるよ。頑張って!」と激励された。貴重な左の大型スラッガー候補は「プロ野球で名将と言われている方。生で見られる機会が来るんだな」と、心を躍らせた。 この日のハマスタと、その先の届かなかった神宮は、来年から同リーグの敵地となる。「この悔しさは野球人生の中で忘れない。それを糧にこの球場でもプレーできたら」と1軍での活躍を誓った。
報知新聞社