荻野目洋子さん40周年「よりアクティブに」岐阜・多治見市で10月ライブ 「盆踊りコラボやりたい」
「40th Anniversary荻野目洋子SPECIAL LIVE in岐阜・多治見」が10月5日、多治見市十九田町のバロー文化ホールで開かれる。インタビューで荻野目さんは「10代のアイドル時代よりアクティブなライブを見せたい」と意気込みを話した。 代表曲「ダンシング・ヒーロー」などで1980年代のアイドル全盛時代をリードした荻野目さん。岐阜とは不思議な縁がある。同曲が美濃加茂市やその周辺を中心に盆踊りで踊られていることだ。「美濃加茂で初めて盆踊りで使われているのを見て驚いた。ジャンルを超えて使われるなんて、斬新で想像もできない奇跡だと思った。世代を超えて愛される、不思議なパワーがある曲」とうれしそう。今回のライブでも「ダンシング・ヒーローと盆踊りのコラボ的なことをやりたい」と明かした。 結婚して3人の子に恵まれた。「子育ては大変だったが充実感があった」という荻野目さん。そのまま芸能活動を辞めることも頭をよぎったが、夫から「もったいない」と言われ、続ける決意をした。「若い頃は自分を見失いそうだった。音楽から離れた時期もあったことで、今はどういう曲が自分に求められるか考えられるようになった」という。また「子育てとの両立も、無理をしないようにしたし、家族で話し合うことを大事にした。あまり事前に考え過ぎず、やってみなければ分からない」というのがスタンスだ。 2014年にワンマンライブを再開した。「10代の人もライブに来るのはびっくり。昭和レトロ好きな若い人が増えているからかな」と喜ぶ。一方で「昔からの、同世代のファンと会えるのも楽しみ。同じ空間で同窓会みたいに『元気だった?』と言い合うように」。 今年に入り新曲「Let’s Shake」の配信を始めた。「ダンサブルな曲。全体的に昔より曲のテンポが速くなっているので私も時代についていかないと。ちゃんと体も鍛えてますよ。でもシンプルなので練習すれば誰でも踊れます」と話す。その一方で盆踊りをきっかけに、祭りなど伝統文化にも興味を持つようになったという。多治見でのライブでもいろいろな新しい顔も見せてくれそうだ。
岐阜新聞社