北朝鮮軍の遺体とみられる写真をウクライナ軍が公開か 米国防総省も死傷者を公式確認
米国防総省が16日、ロシア・ウクライナ戦争に派遣された北朝鮮軍兵士の死亡者を初めて公式確認した。またウクライナ軍は、死亡した北朝鮮軍とみられる写真を公開した。 海外各メディアが伝えた。米国防総省のパット・ライダー国防部報道官は16日「北朝鮮軍が(ロシアの)クルスクで交戦に参加し、死傷者が発生した兆候を捉えた」と明かした。一方、マシュー・ミラー米国務省報道官は同日「ロシアのクルスクに配置された北朝鮮軍は、すでに合法的な標的だ。彼らは戦闘に参加し、ウクライナ軍の正当な標的になった」と話した。さらに「ロシアが北朝鮮軍を、国境を越えてウクライナ国内の戦場に投入するなら、これは戦闘の拡大とみなされるだろう」と警告した。 15日には、ウクライナ現地メディアと軍の情報を発信するブロガーらが、戦場で死亡した北朝鮮軍兵士とみられる姿を撮った写真と映像を公開した。ウクライナ軍のドローン連隊も、SNSで雪に覆われた野原に数十体の遺体が一列に横になっている映像を共有し、彼らが北朝鮮軍とロシア軍だと主張した。ただ、公開された写真と映像の画質が鮮明ではなく、北朝鮮軍の遺体かどうかを正確に判別することは難しいという指摘もある。